《チョット気になるクエスチョン》
甲状腺機能異常(亢進症・バセドウ病)でみられる症状はどれでしょう?
①手の震え
②声の震え
③舌の震え
答えはページ下部をチェック!
- 甲状腺とは
のどぼとけの下にある甲状腺ホルモンを分泌する臓器です。
- 甲状腺ホルモンとは
このホルモンは体全体の新陳代謝を促進する働きがあります。
健康時にはこのホルモンが多すぎたり少なすぎたりしないように、甲状腺がバランスを整えています。
この微妙なバランスが崩れると、日常生活に大きな影響が出ます。
- 甲状腺ホルモンの乱れる病気とその症状
■ 甲状腺ホルモンが過剰な場合
例えばバセドウ病では甲状腺ホルモンが過剰につくられて、体調が狂います。とても汗をかきやすくなり、動機・息切れ・体重減少が出現するとともに、増悪するとイライラ・集中力の低下などの精神面と、筋力低下・手足指の震えなど肉体的なトラブルが出て、日常生活に支障をきたします。
■ 甲状腺ホルモンが不足する場合
橋本病などで甲状腺ホルモンが低下してくると、活力がなくなります。とても寒がりで疲れやすく、眠くて動作が遅くなってきます。むくみ・体重増加・筋力低下・便秘などが出現することもあります。
答え ①手の震え
【解説】
甲状腺ホルモンは体内のバランスを保つホルモンで、これが乱れると思わぬ症状に悩まされます。
原因のわからない、足のむくみ・脱毛・疲労感・発汗異常・便通異常・不安感などでお困りの際には、是非すべき検査です。
甲状腺機能が低下すると活力が落ち、逆に甲状腺機能が亢進(増加)すると、代謝をつかさどる甲状腺ホルモンや、交感神経系のカテコールアミンの過剰になるため活動的になる一方で、動悸、体重減少、手指の震えなどが出現します。