ピロリ菌とは
「ピロリ菌」という言葉を聞いたことがある人は多くても、一体どんな菌なのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
ピロリ菌は、胃の粘膜に生息している細菌で、胃炎や胃潰瘍などの病気に関わっていることが明らかになっています。
強い酸性の中で生きていけるピロリ菌
昔から、胃には強い酸（胃酸や塩酸）があるため、細菌はいないと言われていました。しかし、ピロリ菌は自身の周りをアルカリ性のアンモニアで囲み、中和させて生息しています。胃の表面まで移動することができます。
ピロリ菌の感染源
ピロリ菌はいつ、どのような経路で胃の中に入り込むか、まだわかっていません。しかし、最近の研究によると、口からの感染は間違いないようです。上下水道が十分普及していなかった時代に生まれた人と比べると、現代の若い人の感染率は低くなっています。その結果から、乳児期に感染するのではないか、と言われています。乳児期の胃の中は酸性が弱く、ピロリ菌が生き延びやすいと考えられています。小さい子どもへの口移しなどは注意しましょう。
ピロリ菌検査について
池袋藤久ビルクリニックはピロリ菌検査をおすすめしております
ピロリ菌の有無は尿素呼気、血液検査等で行います。当クリニックでは陽性者の方に対し、除菌処方も行っております。